■熟字訓について 日本語の音に対して、意味上のつながりを有する漢字を当てるのが訓読みである。これを拡張して、漢字2字以上からなる熟語に対して、日本語の1語を当てたものが熟字訓である。いわゆる「当て字」が広く使用されて、漢字と日本語の対応関係が安定し、一般性を獲得したとき、「熟字訓」と呼ばれるようになる。
その中でも、一般性が高いと公的に認められているものが、『常用漢字表』の「付表」に挙げられた熟字訓で、これらを五十音図に入れてまとめてみた。