■ 指による対数の導入
対数といえば「log」である。「log」と聞いただけで、思考が停止する人もいるであろう。
ここで「log」を持ち出すのは、logと桁数が大いに関連しているためである。まず指数の計算を学び、その逆関数として対数を導入するのが一般的かもしれない。
ただ、桁の繰り上りと繰り下がりがやがて対数につながっていくことは、指を伸ばして触っていくうちに、徐々に分かってくるだろう。
指を使って、桁数と対数を対応させたらどういう関係になるか、というのが表の意味である。そんなややこしいことをしなくても、対数のことなら分かっているという人は、飛ばしていただいてもかまわない。