新・読み書き算盤 the three R's 识字写算 чтение, письмо и арифметика
新・読み書き算盤 the three R's 识字写算 чтение, письмо и арифметика
 


     外国語の音韻に関する表
    目次
    (項目をクリックすると表示されます)

    ■ 中国語の音韻について

     
    ■ 中国語の音韻について

    中国語は漢字を使用しているので、簡体字であったとしても、目で見ると比較的なじみやすいように感じる。正しく理解するのはそう簡単ではないが。

    それに対して、音はまったく異質であり、耳になじむようになるには、時間がかかる。しかも声調をマスターするのは大変である。

    中国語の辞書はピンインの場合、abc順に並んでいる。一見、西欧諸語と同じで使いやすそうに思えるが、実は中国語の音のシステムは、abc順では理解できない。もっとも、西欧諸語だって、習慣としてabc順を用いているだけで、abc順が音のシステムを表現しているわけではないから、同じことなのだが。

    今のところ辞書を引くとなると、abc順で探すしかないのだが、音のシステムはどうなっているのだろうか。いまから100年前、辛亥革命の後成立した中華民国の教育部は「注音字母」を定めた。これは、現在台湾で使われている「注音符号」とほぼ同じものである。中華人民共和国になってから、長期にわたって模索されてきたローマ字で表記する方法が整理され、ようやく1958年に漢字拼音(ピンイン)法案が公布された。ローマ字を使用することにより、パソコンで入力する時代になっても、その利便性は変わらない。

    しかし、注音符号は中国語の音のシステムの本質を衝いていrために、今日でも有用性を保っている。それは、介音によって漢字が4つのグループに大別できることを、はっきり示したことである。

    そのグループとは3つの介音「y, yu, w」すなわち注音符号の「丨ㄩㄨ」と、介音のない場合の4つである。

    注音符号は優れているものの、いくつか細部で不十分なところがある。そこで、現行の注音符号に3つの母音記号を加えると、ピンインの表記との相違点が解消され、しかも注音符号の長所を再認識することができる。

     



    山口県長門市の大寧寺(大内義隆終焉の地)にある盤石橋
    盤石橋(ばんじゃくきょう)は架橋の形式がカンチレバー橋(ゲルバー橋ともいう)に分類され、防長三奇橋のひとつである。
    この架橋工法はドイツのハインリッヒ・ゲルバー(1832-1912)の考案とされるが、盤石橋がそれよりも古いことは勿論である。